松山英樹 最終18番に光明! 強風に苦戦し34位発進も「明日につながる」 日本開催米ツアー開幕

[ 2025年10月10日 05:00 ]

米男子ゴルフツアー ベイカレント・クラシック・レクサス 第1日 ( 2025年10月9日    神奈川県 横浜CC=7315ヤード、パー71 )

15番、ティーショットを放つ松山英樹(撮影・会津 智海)
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 日本で新規開催の米ツアー大会が開幕し、ツアー11勝の松山英樹(33=LEXUS)は3バーディー、4ボギーの72で回り1オーバーの34位発進となった。首位と5打差。ツアー初優勝を狙う金谷拓実(27=SOMPOひまわり生命)が3アンダーで日本勢トップの1打差4位と好発進。バド・コーリー(35=米国)ら3人が4アンダーでトップに並んだ。大会は予選落ちがなく4日間で争われる。

 松山にとって昨年11月以来となる日本でのラウンド。数百人のギャラリーを引き連れた。だからこそ72のスコアがもどかしい。「雰囲気は最高だけどプレーがついていかない。応援してくれたのに思うパフォーマンスが出せず悔しい」と唇をかんだ。

 「米国の風と全然違うので対応が難しかった。練習とは比べものにならないくらいタフなコースに感じた」。台風の影響による強風でショットの制御に苦しんだ。7番ではバンカーに入れ、14番と15番でもパーオンを外してボギーを叩いた。

 それでも見せ場はつくる。13番パー4では第1打をグリーン手前に運びバーディー。18番では2打目を4メートルにつけて喝采を浴び「バーディーは取れなかったけど、明日につながる」と光明を見いだした。21年に今大会の前身ZOZOチャンピオンシップを制すなど母国では好成績を残してきた。「スコアを伸ばして上位で終われるように頑張りたい」と松山。まだまだ巻き返すチャンスは十分にある。

 ≪小技を駆使し金谷1差4位≫今季から米ツアーに本格参戦の金谷が小技を駆使して好発進した。10番で5メートルを沈めてバーディーを奪うなどパット貢献度を示す数値は全体1位。5度もバンカーに入れながら全てパー以上で収めた。68の好スコアに「自分のベストを尽くして18ホールをプレーできた」と満足そうだ。ポイントランキング135位で、100位以内に与えられる来季シード獲得は厳しい状況。今大会でポイントを稼げるかが重要なだけに「初日が終わっただけ」と引き締めた。

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