【羽生結弦さん、新リンク開館に寄せて(2)】「始まりの季節、春…祈りを込めて」

[ 2025年7月5日 17:17 ]

<The First Skate>演技をする羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹)
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 仙台市アリーナ開館記念イベントと銘打たれたアイスショー「The First Skate」が5日、ゼビオアリーナ仙台で開催された。男子の五輪連覇者でプロの羽生結弦さんは大トリで「春よ、来い」、アンコールで「Let Me Entertain You」を披露。公演終了後の羽生さんの主な一問一答は以下の通り。

 ――選曲や振付に込めた思いは。
「始まりが1つのテーマではあるので、自分にとっては始まりの季節、春というようなイメージで選ばせていただきました。何か少しでも今日滑った子たち、そして今日見に来てくださった方々の中で季節だけじゃなくて、見たことがきっかけで何かが始まったり、何か一歩を進めることができたらいいなという思い、祈りを込めて滑りました。個人的には本田さんのリバーダンスがめちゃくちゃ熱かったです」

 ――初めて滑って会場の雰囲気、氷の感触など感じたことは
 「専門的なことを言うと、そもそもバスケットボールやアーティストさんのイベント用に作られた会場なので、常設の氷を張るというようのは非常に大変な作業だったと思います。そんな中で今日も会場に来られた方は思ったと思うんですけど非常に暑いです。室温であったり、湿度管理であったり、本当にいろんなことを試しながら、やっとできた氷だなと改めて感じつつ、そこに凄く感謝したいなと今日思いました。まだ張りたてではあるので、これからいろんな経験を積んで、今日のことも含めて、もっともっと試合でも活躍してくれるような氷になってくれると思いますし。また、お客さんも入った時に、凄く表情が見える、凄く近くに演技の質感を感じられる会場の1つだと思うので、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいなと思います」

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