フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人、6組で争うファイナル最終日は7日、フランスのグルノーブルで行われ、女子は初出場で19歳の千葉百音(木下アカデミー)がショートプログラム(SP)に続いてフリーも2位の合計208・85点で2位に入った。
演技する坂本花織=グルノーブル(共同)25歳のアンバー・グレン(米国)がSP、フリーともに1位の合計212・07点で初出場優勝。昨年初制覇した坂本花織(シスメックス)はSP4位、フリー3位の201・13点で3位。7年ぶり出場の樋口新葉(ノエビア)はSPから二つ上げて4位だった。
昨年3位の吉田陽菜(木下アカデミー)はSPから二つ下げて5位、初進出の松生理乃(中京大)は一つ下げて6位。日本女子は史上最多5人が出場した。(共同)
◆千葉百音の話 「うれしいのは確かだけど、もっといい演技をして2位になりたかった。悔しさがある。もっともっと上を目指していかないといけない」
◆松生理乃の話 「課題は多かったが、自分ができる最低限のことはできたと思う。すごく緊張したけど、自分しかできない体験ができた。しっかりと生かしていきたい」
◆樋口新葉の話 「(2回転となった)サルコーが悔しかったけど、それ以外は落ち着いて滑ることができた。全日本選手権に向けた、いい練習試合になった」
◆坂本花織の話 「表彰台に乗れたことには、ほっとした。フリーはそれなりに満足している。今できることは全部出せた。全日本選手権に向けて修正すべき点を示してもらえた」
◆吉田陽菜の話 「大きなミスも小さなミスもあったので悔しい部分があるが、最後までしっかり集中してできた。それは良かった」
◆高橋星名の話 「SPでミスが多くて不安や緊張が大きかったけど、フリーは最後まで諦めずにいい演技ができてうれしい」
◆アンバー・グレンの話 「まだ現実のことだとは思えない。最高の状態ではなかったが、できる限りのことはやった」