ビットコイン市場も米金融政策を注視 X投稿分析で明らかに
金融市場において暗号資産(仮想通貨)のビットコイン価格は、株式や債券、金(ゴールド)などの伝統的資産と異なる要因で動きやすいとされる。金融市場全体では米金融政策への注目度が高まっている中、ビットコイン市場は何を意識しているのだろうか。X(旧ツイッター)のポストデータ(投稿文章)分析で探ると、ビットコイン市場も米金融政策を注視していることが分かった。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない
米オフィス回帰映すオルタナデータ 入構証・携帯位置で追跡
新型コロナウイルス禍後、在宅勤務の価値を巡る議論がある。それにはオフィス回帰の動向を使い勝手のよいオルタナデータで探れれば有益だ。米国でコロナ期に注目を集めたデータを確認すると、各地で差はあるもののオフィス回帰は進んでいる。もっとも、オルタナデータは厳密な調査の方法や対象を把握しにくい面があり、幅を持って解釈する必要がある。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づ
オリエンタルランド、首都圏客が金脈 遠方客拡大のUSJと相違
オリエンタルランド(4661、以下OLC)が運営する東京ディズニーリゾート(TDR)の来園者の中心は国内客である。その動向を素早く映す居住地別に消費者の動向を追えるオルタナティブデータによれば、首都圏客が軸で約10年前と変わらない。遠方からの来園者の存在感が高まる大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)とは違う。OLCの集客戦略は首都圏のリピーター客獲得につながっている。 オルタナデータe
速報性生かす売上高予測 株買い・空売り戦略の試算で好成績
オルタナティブデータを伝統的なデータと比べたとき、有用性は大きく分けてその詳細性と速報性にあると言えるだろう。今回は速報性をどう株式投資に活用するかについて考えたい。オルタナデータを上場企業の売上高予測に使い、その動向に応じて株式の買いと空売りを組み合わせた戦略を想定してみると、前向きな試算結果を得られた。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイデアや経
新NISAの現在地と旧NISAの10年 運用成績が映す「続ける力」
新たな少額投資非課税制度(NISA)が2024年にスタートしてから1年半以上がたった。旧NISAは非課税保有期間が終了するまで投資分を継続保有できる。オルタナデータを使い両方の運用成績を比較してみると、投資にとって「続ける力」が大事だということが分かる。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイデアや経済の読み方を紹介する。原則として第1・第3火曜に公開
レシートデータで先行キャッチ 江崎グリコの売上高復調
原材料費や人件費の高騰で食品価格が大きく上昇し、消費者の購買力低下が懸念されている。投資家にとっては、食品メーカーが値上げで客離れを生じさせるケースも少なくない中で販売を維持できるかが大きな関心事だ。今回は速報性のある「レシートデータ」を使い、一例として江崎グリコ(2206)の販売動向を確認してみる。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイデアや経済の読
ヨーグルト・菓子の値上げ戦略、消費者ビビッドに反応
原材料費や人件費の上昇が続き、今年度も多くの食品メーカーが値上げを実施または予定している。その一方、実質賃金は総じてマイナスが続き、消費者側の生活防衛意識が高まっているものと思われる。メーカーや消費者はどう動いているのか。スーパーマーケットのPOS(販売時点情報管理)データの価格と販売数量の動向から分析できる。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイデア
投資に有効、購買情報の深い使い方 販売した店舗割合など
小売店のレジで収集されるPOS(販売時点情報管理)データのような購買データは、オルタナ業界では「老舗」にあたる。多くの購買データは元々マーケティングや広告目的に収集・利用していたものだ。それをオルタナデータとして投資でも使うようになっており、よりディープな使い方で役立てる余地があるので紹介したい。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイデアや経済の読み方
国債市場 投資家の長期化スタンス情報が金利低下示唆
日本の国債市場では、銀行、保険会社、年金基金といった機関投資家が中心的な役割を果たしており、それらの投資スタンスは国債の需給構造や利回り形成に大きな影響を与えている。本稿では、投資家の債券投資における「デュレーション(平均残存期間)」の長期化姿勢が、その後の金利低下(債券価格の上昇)を示唆することを検証してみたい。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイ
客観・速報性のGDP「ナウキャスト」 うのみは禁物
オルタナデータには、速報性、高頻度更新、機械的算出という特徴がある。この要件を満たす実質GDP(国内総生産)成長率予測のニュータイプとして「ナウキャスト」がある。恣意性がなく客観性が担保されている点で優れている。市場が揺れている時期には、発表主体ごとのナウキャスト間で差が大きくなりやすいことに注意が必要だ。 オルタナデータeye 従来の統計の枠にはまらない「オルタナデータ」に基づく投資アイデアや経