25年の1日平均売買代金、増加額首位はフジクラ 前年の6倍超に
日経平均株価が史上初めて5万2000円台に乗せるなど、年間を通じて日本株市場が活況だった2025年。上場企業の売買代金も前年同期比で9%増えた。個別銘柄の11月末までの1日平均売買代金を調べたところ、増加額の上位には株高をけん引した人工知能(AI)関連銘柄が並んだ。 上場企業の25年1月〜11月末の1日平均売買代金を算出し、前年同期比の増加額と減少額をそれぞれ25社ずつランキングした。 増加額首
REITの分配金込み5年騰落率、ホテル系上位 複利効果で育つ
不動産投資信託(REIT)相場が堅調だ。東証REIT指数は26日に2022年9月以来の高値水準をつけた。負債コスト増につながる長期金利の先高観は広がっているが、不動産市況の回復効果の方が大きいとの見方から投資マネー流入が続く。分配金も含めた過去5年間の投資パフォーマンスをみると、上位にはホテル系が目立った。 REITは不動産物件に投資し、賃料収入や売却益などの運用収益を分配するファンドだ。配当可
日本株予報、来期は「晴れ」 業績相場で再アタック①
日経平均株価は5万円の大台を達成したのもつかの間、米国での株安が波及して4万8000円台まで値を下げた。一抹の不安心理が芽生えるなか、よりどころとなるのは企業業績だ。2025年度上半期の決算がでそろい、市場は来期(26年度)の増益を先取りしはじめた。今こそ、将来の業績期待が高まった「仕入れ時」銘柄を点検しよう。 「米国に偏ったポートフォリオを見直すなかで、日本株への関心を強めている投資家が多い」。
売上高拡大中の内需系企業 ベイカレントやイオンファンなど上位に
少子高齢化で中長期的な内需の縮小が懸念される中、利益を伸ばすためには売上高を持続的に拡大できるかどうかが重要になっている。インフレが定着しつつあることで、コスト削減には限界もある。内需系企業が多い2月期決算企業を対象に、直近5年間の上半期の売上高の年平均成長率(CAGR)を調べたところ、DX(デジタルトランスフォーメーション)需要を取り込んだ企業や、レジャー・娯楽関連企業などが上位に名を連ねた。
2月期決算企業の9〜10月の株価上昇率 古野電が8割高、百貨店も上位
2月期企業の2025年3〜8月期の決算発表が一巡した。高市早苗首相の経済政策への期待から日本株買いが加速するなか、中間決算の発表後に株価が上昇したのはどこか。8月29日と10月27日の終値を比較したところ、電機メーカーや百貨店などが上位に並んだ。 データ&ランキング 企業財務や株価など各種データを分析したランキングをもとに市場のいまを読み解く。原則として隔週木曜日掲載 首位は船舶用電子機器
最後のバリュー株、「金」に成る地方の雄は 輝く地銀株①
日本株が最高値圏にある中、最後まで残った割安株の柱が地方銀行株だ。上場地銀73行のうち、72行のPBR(株価純資産倍率)は解散価値の1倍を下回る。市場は日銀がそう遠くない時期に追加利上げに踏み切ると視野に入れている。地銀にとって本業の貸し出しに追い風だ。今こそ買える地銀株を探った。 「2024年に比べて地銀に関する質問は倍増した」。9月16〜19日にシンガポールや香港を訪問し、海外投資家との31件
2015年以降設定の投信、首位「iTrustロボ」価格7倍に
設定から10年以内と比較的若くして好成績をあげているアクティブ型投資信託はどれか。2015年以降に設定されたアクティブ型投信を対象に基準価格の上昇率が大きい順にランキングしたところ、人工知能(AI)やロボティクス関連に投資する投信が上位に並んだ。首位の「iTrustロボ」は分配金再投資ベースで基準価格が7倍超になった。 データ&ランキング 企業財務や株価など各種データを分析したランキングを
4〜9月の株価上昇率、首位は三井E&S 電線3社にAI需要
10月に入り、2026年3月期の折り返し地点を過ぎた。主な3月期企業について4〜9月の株価上昇率が高い順にランキングすると、人工知能(AI)の普及が追い風となる電線メーカーや素材関連の企業が上位に入った。「AI相場」の裾野が広がり、恩恵を受ける企業の業種も多岐にわたっている。 データ&ランキング 企業財務や株価など各種データを分析したランキングをもとに市場のいまを読み解く。原則として隔週木
TOPIX新顔、有力40社に買いインパクト ヤマ場の東証指数改革②
日本取引所グループ(JPX、8697)が2026年10月に実施する東証株価指数(TOPIX)の初の定期銘柄入れ替えでは、東証プライム市場以外のスタンダード市場やグロース市場の銘柄でも、条件を満たせば組み入れ対象になる。日本マクドナルドホールディングス(2702)をはじめ、有力な新顔候補40社を表で紹介する。実際に採用となれば、より多くの投資マネーを引き付けることになる。 「MCJ(6670)は2〜
株主数が増えた企業、NTTが首位 3年で187万人増
日経平均株価が最高値を更新し、日本株市場が盛り上がりを見せている。2024年に始まった新NISA(少額投資非課税制度)をきっかけに投資を始めた個人投資家も多いなか、積極的な投資家向け広報(IR)活動などを通じて株主数を増やした企業はどこか。主要500社を対象に直近3年間での株主数の増加幅を調べたところ、首位はNTT(9432)だった。 日経500種平均株価の採用企業について、直近とその3期前の有