米連邦準備理事会(FRB)で初の黒人女性理事であるリサ・クック氏は戦うことには慣れている。眉と脚の傷痕がその証しだ。米ジョージア州の小さな田舎町で育ったクック氏は人種差別撤廃に向け、異なる人種の子どもが共に学べるよう学区外の学校に通えるようなった際、白人の子どもに殴られたと振り返る。「それが(単なる子どものけんかではなく)人種差別に絡んだことだとわかったのは、その白人の子が私に黒人を侮辱する...