ソフトバンク、動く歩道設置支援を福岡市に要望 唐人町駅とドーム間

プロ野球の福岡ソフトバンクホークスは16日、福岡市地下鉄唐人町駅(同市中央区)とみずほペイペイドーム福岡間を結ぶ「動く歩道」を設置するため、市に支援を求める要望書を提出した。高島宗一郎市長は「実現できるよう、市としてできることはしっかり協力したい」と応じた。

動く歩道は唐人町駅とドームの主要ゲートにあたる3番ゲート付近までの約1キロメートルを結ぶ計画。駅周辺からドームの東側を流れる菰川の上に、屋根付きの高架構造で設置することを想定している。要望書では公共空間の占用許可や国による支援制度の活用へ協力を求めた。
唐人町駅からドームまでは徒歩で約15分かかり、プロ野球の試合やイベント開催時の混雑対策が課題となっている。動く歩道は2025年度の市の都市交通基本計画見直しで民間企業から受けた提案の一つで、実現すれば利用者の移動時間の短縮や負担の軽減が期待できる。完成時期や詳細な仕様については未定で、今後検討を進める。












