沖縄で日米の小学生が文化交流、首里城散策も 両政府支援

那覇市の小学生が米軍嘉手納基地内の小学生と文化交流するイベントが11日、同市の城西小学校で開かれた。子どもたちは習字や折り紙で遊びながら、学んできた英語や身ぶり手ぶりでやり取りした。再建中の首里城を一緒に散策するなど、親交を深めた。同校と米国防総省教育部が主催し、外務省沖縄事務所が支援した。
城西小学校の6年生と嘉手納基地内にあるアメリア・イアハート学校の5年生がそれぞれ100人規模で参加した。初めは会話が少なかったものの次第に打ち解け、英単語や短いフレーズでやり取りしていた。城西小の生徒からは、英語でコミュニケーションがとれたことに喜びの声が聞かれたという。

グループごとの首里城見学では、互いに説明や質問をしていた。アメリア側の生徒が学んできた日本語で話す場面も見られた。
沖縄県は多くの米軍基地を有し、日米の子どもたちが同じ地域のなかで暮らしている。一方で交流機会はまだ少ない。城西小の山里莉央教諭は「沖縄だからできる国際交流だ。他の言語や文化に触れることで、様々な世界があると子どもたちに知ってほしい」と話す。












