中四国の農業経営体、5年で2割強減り高齢化も加速 農林業センサス

農林水産省がまとめた2025年の「農林業センサス」で中四国各県の農業経営体が5年前の前回調査に比べて2割以上減っていることが分かった。従事者の高齢化も加速し、山口県は平均年齢が72.5歳と全都道府県で最も高かった。林業経営体も中国地方でほぼ半減し、四国地方では3割強減った。
2月1日時点で農業経営体は個人を中心に中国地方で7万2300とこの5年間で25%減り、四国地方では5万800と22%減った。全国は23%減。法人を中心とした団体は経営体全体の3〜4%だが数が増え組織化が進んだ。1経営体当たりの耕地面積は中国が1.7ヘクタールで21%増、四国が1.3ヘクタールで18%増と規模が拡大した。
個人経営では基幹的な従事者の高齢化も著しい。平均年齢は中国が71.5歳、四国が68.8歳でいずれも全国の67.6歳を上回った。最も高い山口に広島、島根が続き、5位が香川、6位が岡山、8位が鳥取と70歳超えの上位10県のうち6県を中四国が占めた。
林業経営体は中国が47%減の2600、四国が33%減の1500だった。













