朝比奈秋さんは、医師として勤務しながら小説を執筆し、2021年に「塩の道」で第7回林芙美子文学賞を受賞してデビュー。その後、三島由紀夫賞や野間文芸新人賞などを経て、2024年に「サンショウウオの四十九日」で第171回芥川龍之介賞を受賞しました。 物語の着想について「ひたすら頭に浮かんだものを書く」と語る朝比奈さん。 理系的な視点を取り入れた作品の数々は、どのようにブラッシュアップされ完成へと至るのか。何度も書き直した部分や特にこだわったポイントなど、創作の裏側について、小説教室講師で元「海燕」編集長の根本昌夫さんとじっくり語り合います。 ※本講座はリアルタイム配信はございません。配信(2週間限定)は講座の翌週月曜日にマイページにアップします。 ※オンラインでの質問は受け付けていません。 ※こちらは【オンライン受講】の申し込みページです。[教室受講をご希望の方はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8427876)
詳しく見る1995年、日本社会は二つの決定的な出来事を経験した。一つは、誰もがコンピューターの可能性を身近に感じた「Windows95」の発売であり、もう一つは、人間の闇と集団の狂気が可視化された「オウム真理教による地下鉄サリン事件」である。情報化社会の幕開けと、科学技術を背景にしたカルト集団の暴走という「光」と「闇」が同時に現れたこの年は、現代日本の出発点でもあった。 それから三〇年を経た現在、私たちは「AI社会」という新たな転換点に立っている。AIが社会のあらゆる領域に浸透し、情報や真実のあり方そのものが根底から揺さぶられている。私たちは今、何を信じ、どのように判断の基準を定めるべきなのかが問われている。 本鼎談では、この決定的な「1995年」を起点に、現代社会が抱える根源的問題を、社会学・哲学・宗教学の三つの視点から検討する。情報と信頼の危機が日常化した今日、三〇年前の二つの出来事が示したメッセージを改めて読み解き、AI社会を生き抜くための人間固有の「信」のあり方を探究する。(黒崎講師・記)
詳しく見る記録的猛暑だった2025年は体も心もお疲れ気味ではないですか。2026年に向けて東洋医学のコツを活用して、元気と運気をあげ、免疫力も高めて、楽しく力強い一年にしていきましょう。 秋冬になっても「頭痛、のぼせ、だるさ、お腹の不調、関節痛」などの不調がある人も健康アップにご参加ください。 ●東洋医学の知恵をもとに「健康」と「運気」を同時にアップするツボや健康法を紹介。 人気運(美容・推し活)や勝負運(健康・チャレンジ)、仕事運・金運などを高める“開運ツボ”も取り上げます。 ●冬至から立春にかけての養生法で、若さとやる気を維持し、新しい一年を元気にスタートできます。 ●「頭痛やのぼせ、指・首・腰・膝などの関節痛、呼吸器トラブル・お腹の不調」など、気温差や猛暑バテから弱くなっている体調を整え、自己回復力を賦活しましょう。 ツボの場所やセルフ刺激の方法、東洋医学の季節の過ごし方を分かりやすく学び、心身のバランスを整えましょう。 ツボを刺激しながら、腰痛や肩関節や腕を開放しつつ、呼吸を整える、ツボストレッチ(ツボ押しストレッチ)も説明します。
詳しく見る戦後80年の夏、朝日新聞に「非戦のためのラグビーとは」というインタビュー記事が掲載されました。語っていたのは藤島大さんでした。藤島さんは早稲田大学ラグビー部の卒業生で、スポーツを通じた平和を訴え続けた名将・大西鐵之祐氏の教え子でもあり、大西哲学の研究者でもあります。「なんのためにラグビーをするのか、それは戦争をしないためだ」。大西先生の言葉の真意とは?スポーツの崇高な価値、ラグビーをする意義を感じる90分になるでしょう。(記・村上晃一さん) <質問募集>質問を事前にメールで募集します。件名に「ラグビーの魅⼒」質問 と入れて、tc9acc2@asahiculture.com 宛にお送りください。締め切りは12⽉6日必着です。時間の都合上すべての質問にお答えできないこともございますので、予めご了承ください。
詳しく見る破損してしまった大事な器、陶磁器や漆器、硝子器が蘇ります。 「金繕い」や「金直し」ともいい、割れた部分を継ぎ、欠けた部分を成形し、その部分に金銀の化粧を施し器を修繕する技法です。 繕いの後を新たな景色となす、日本独特の文化であり美学でもあります。本講座では更に、蒔絵で作ろう技法を加えて、器に新たな魅力を添えます。 うるしは生漆を原料とした本格的な「金継うるし」ですが、かぶれにくく改良しています。 ※カリキュラム(変更する場合もあります) 基礎編〜陶磁器の繕い 1回目 割れを継いで、形を復元する 2回目 欠けを埋めて成形する 3回目 ひびを補修する 4回目 中塗りと研ぎ 5回目 金のラインの蒔絵 6回目 修整と仕上げ 6回目以降は応用編(個別に対応) 基礎編(陶磁器の繕い)の反復 漆器の繕い、硝子器の繕い、蒔絵による繕い、共直しによる繕い、その他
詳しく見る1516年、ハプスブルク家のカルロスがスペイン国王となってハプスブルク・スペインが始まります。この王家は200年近く続き、王妃たちは母として歴史に登場し、王子たちは次期スペイン王の候補者として登場します。 では、王家に生まれた姫君たちはどうなるのでしょう。小さい頃から、あるいはお年頃になってから、半ば命令されて他国の王侯貴族に嫁ぎ、子供を生むことだけでなく、相手国の政治や外交を動かすことも期待されるのです。彼女たちは重要な任務を背負っていたのです。 みなに幸せがありますようにと願いつつ、麗しき姫君たちを眺めてみましょう。今回は名画ラス・メニーナスのマルガリータ王女をその到達点といたします。(講師・記/1年全4講予定) 画像:ディエゴ・ベラスケス≪「ラス・メニーナス」よりマルガリータ王女≫ マドリード、プラド美術館蔵
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