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遺体が根室港に、外務省はロシア側に抗議
北海道・根室市の漁船が北方領土周辺の海域でロシアの国境警備隊から銃撃・だ補された事件で、銃撃を受け死亡した乗組員の遺体が19日、海上保安庁の巡視船で根室市に戻った。また、外務省・山中政務官は、今回の事件について、ロシア側に強く抗議したことを明らかにした。
ロシアの国境警備隊に銃撃されて死亡した「第31吉進丸」の盛田光広さん(35)の遺体は19日午後2時前、海上保安庁の巡視船で国後島から根室港に戻った。港には、吉進丸が所属する漁協の関係者や盛田さんの同級生などが集まり、巡視船から遺体が降ろされると手を合わせて冥福を祈っていた。
盛田さんの遺体は遺族と対面した後、司法解剖のため旭川医科大学へ向かった。また、国後島でロシアの国境警備隊長らと会談した外務省・山中政務官は、今回の事件について、ロシア側に強く抗議したことを明らかにした。その後、吉進丸の拘束されている船長ら3人と面談したという。
ロシアの報道によると、刑事訴追されたのは坂下船長だけで、ロシア最高検察庁は高額の罰金刑になる見通しを示している。なお、3人の解放のメドはまだ立っていない。
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