「尾高賞」は、N響の前身・日本交響楽団専任指揮者で作曲家でもあった尾高尚忠氏(1911-1951)の功績をたたえ、すぐれた邦人作曲家によるオーケストラ作品を顕彰するために設けられた作曲賞です。氏の没後、生前の日本音楽界に対する大きな貢献に対して文部大臣賞が贈呈されましたが、節子未亡人によりその賞金がN響に委託され、1952年に本賞が開始されました。
| 授賞作品 | 協奏的交響曲 ─エランヴィタール─ (オーケストラ・アンサンブル金沢委嘱) |
| 作曲者 | 新実 徳英 |
| 作曲年 | 2006年 |
| 国内初演 | 2006年9月7日(木) 石川県立音楽堂コンサートホール |
| オーケストラ・アンサンブル金沢 第206回定期公演 マイスターシリーズ |
外山 雄三(指揮)
木村 かをり(ピアノ)
オーケストラ・アンサンブル金沢(管弦楽)

- 1947年8月5日、名古屋生まれ。東京大学工学部卒業後音楽の道へ進み、東京芸術大学作曲科 卒業。同大学院修了。
1974年NET-TV作曲コンクール入賞。1977年「ジュネーヴ国際バレエ音楽作曲コンクール」て史上二人目のグランプリ並びにジュネーヴ市賞を受賞。1982年文化庁舞台芸術創作奨励賞並びに特別賞を受賞。1983年「ジュネーヴ国際バレエ音楽作曲コンクール」の審査委員を務める。1984年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。IMCに入選。2000年第18回中島健蔵音楽賞受賞。2003年別宮賞受賞。2004年「風神・雷神」のCDが文化庁芸術祭大賞を受賞。2005年万博記念オペラ《白鳥(しろとり)》が名古屋の愛知県芸術劇場で世界初演され、この公演に佐川吉男音楽賞が授与される。2006年オーケストラ・アンサンブル金沢のコンポーザー・イン・レジデンスに就任し、「協奏的交響曲─エランヴィタール─」を世界初演し、第55回尾高賞を受賞。オーケストラ作品の多くは、国内ではNHK交響楽団を初め各オーケストラ、海外でもスイス・ロマンド管弦楽団、オランダ放送交響楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ラジオ・フランス、ベルリンやニュルンベルク等のオーケストラ により演奏され、それぞれ高い評価を得ている。
現在、桐朋学園大学大学院教授。桐朋学園大学、同短期大学非常勤講師、東京音楽大学客員教授。日本作曲家協議会理事。 
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オーケストラ
《生命連鎖》(1993) 《宇宙樹》(1996) 《焔の螺旋》(1997)
《太陽風》(1999) 《ヴァイオリン協奏曲》(2003)
オペラ
《白鳥(しろとり)》(2005)
室内楽
《風音(かざね)》(1989) 《光の園》(1997) 《魂の鳥》(1996)
合唱曲
《常世から》(1990) 《風の雅歌》(1993) 《こだま・おとだま》(1999)

新実徳英
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|---|---|---|---|
| 第1回 | 昭和27 | 戸田邦雄 | (佳 作)交響曲 |
| 清水 脩 | (佳 作)交響曲 | ||
| 第2回 | 昭和28 | 箕作秋吉 | (佳 作)ピアノ協奏曲 |
| 原田 稔 | (佳 作)交響的狂詩曲 | ||
| 第3回 | 昭和29 | 三善 晃 | ピアノと管弦楽のための協奏的交響曲 |
| 第4回 | 昭和30 | 林 光 | オーケストラのための変奏曲 |
| 第5回 | 昭和31 | 別宮貞雄 | 管弦楽のための「2つの祈り」 |
| 第6回 | 昭和32 | 入野義朗 | 2つの弦楽器群と管、打楽器のための |
| 黛 敏郎 | 合奏協奏曲 | ||
| 第7回 | 昭和33 | 入野義朗 | 「涅槃」交響曲 |
| 第8回 | 昭和34 | 交響曲 | |
| 第9回 | 昭和35 | 矢代秋雄 | チェロ協奏曲 |
| 第10回 | 昭和36 | ~該当作品なし~ | |
| 第11回 | 昭和37 | 三善 晃 | ピアノ協奏曲 |
| 第12回 | 昭和38 | 外山雄三 | ヴァイオリン協奏曲 |
| 諸井 誠 | [音楽学者] | ||
| 第13回 | 昭和39 | 丸山盛三 | ヴァイオリンとオーケストラのための協奏組曲 |
| 第14回 | 昭和40 | 間宮芳生 | オーケストラのための2つのタブロー’65 |
| 第15回 | 昭和41 | 黛 敏郎 | BUGAKU(舞楽) |
| 第16回 | 昭和42 | 矢代秋雄 | ピアノ協奏曲 |
| 第17回 | 昭和43 | 松村禎三 | 管弦楽のための前奏曲 |
| 第18回 | 昭和44 | 平吉毅州 | 交響変奏曲 |
| 第19回 | 昭和45 | 間宮芳生 | ピアノ協奏曲 第2番 |
| 第20回 | 昭和46 | 別宮貞雄 | ビオラ協奏曲 |
| 第21回 | 昭和47 | 湯浅譲二 | クロノプラスティク ─スタシス(静)とキネシス(動)の間で─(1972) |
| 第22回 | 昭和48 | 柴田南雄 | コンソート・オブ・オーケストラ |
| 第23回 | 昭和49 | 三善 晃 | チェロ協奏曲 |
| 第24回 | 昭和50 | 武満 徹 | カトレーン |
| 第25回 | 昭和51 | 廣瀬量平 | 尺八と管弦楽のための協奏曲 |
| 石井眞木 | 日本太鼓とオーケストラのためのモノプリズム | ||
| 第26回 | 昭和52 | 野田暉行 | ピアノ協奏曲 |
| 第27回 | 昭和53 | 松村禎三 | ピアノ協奏曲 第2番 |
| 第28回 | 昭和54 | 松平頼暁 | マリンバとオーケストラのための 「オシレーション」 |
| 第29回 | 昭和55 | 武満 徹 | ヴァイオリンとオーケストラのための 「遠い呼び声の彼方へ!」(For calls. Coming far!) |
| 第30回 | 昭和56 | 一柳 慧 | ピアノとオーケストラのための「空間の記憶」 |
| 尾高惇忠 | オーケストラのための「イマージュ」 | ||
| 第31回 | 昭和57 | ~該当作品なし~ | |
| 第32回 | 昭和58 | 一柳 慧 | ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」 |
| 第33回 | 昭和59 | 三善 晃 | オーケストラと童声合唱のための「響紋」 |
| 第34回 | 昭和60 | ~該当作品なし~ | |
| 第35回 | 昭和61 | ~該当作品なし~ | |
| 第36回 | 昭和62 | 西村 朗 | 2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー |
| 湯浅譲二 | ヴィオラとオーケストラのための「啓かれた時」 | ||
| 第37回 | 昭和63 | 細川俊夫 | オーケストラのための「遠景」Ⅰ |
| 一柳 慧 | ピアノ協奏曲 第2番「冬の肖像」─1987─ | ||
| 第38回 | 1990 | 一柳 慧 | 交響曲「ベルリン連詩」 |
| 第39回 | 1991 | 近藤 譲 | 林にて(In the Woods) |
| 池辺晋一郎 | シンフォニーⅣ | ||
| 第40回 | 1992 | 西村 朗 | ヴァイオリン、ピアノとオーケストラのための 二重協奏曲<光の環> ─1991─ |
| 第41回 | 1993 | 西村 朗 | 「永遠なる混沌の光の中へ」 |
| 第42回 | 1994 | 北爪道夫 | 管弦楽のための”映照” |
| 第43回 | 1995 | 藤家溪子 | 思い出す ひとびとのしぐさを |
| 猿谷紀郎 | ゆらら おりみだり「Fractal Vision」 | ||
| 第44回 | 1996 | 野平一郎 | 室内協奏曲 第1番 |
| 林 光 | ヴィオラ協奏曲「悲歌」[ELEGIA] | ||
| 第45回 | 1997 | 湯浅譲二 | ヴァイオリン協奏曲 ─1996─ ─ イン・メモリー・オブ 武満 徹 |
| 第46回 | 1998 | ~該当作品なし~ | |
| 第47回 | 1999 | 三善 晃 | オーケストラのための焉歌・波摘み |
| 池辺晋一郎 | 悲しみの森 ─オーケストラのために | ||
| 第48回 | 2000 | 外山雄三 | 交響曲 第2番 |
| 藤家溪子 | ギター協奏曲 第2番 ”恋すてふ” | ||
| 第49回 | 2001 | 北爪道夫 | 地の風景 ─オーケストラのための |
| 第50回 | 2002 | 細川俊夫 | ハープ協奏曲「回帰」 ─ 辻 邦生の追憶に ─ |
| 第51回 | 2003 | 湯浅譲二 | 内触覚的宇宙 第5番 ─オーケストラのための |
| 第52回 | 2004 | ~該当作品なし~ | |
| 第53回 | 2005 | 望月 京 | クラウド・ナイン |
| 第54回 | 2006 | 猿谷紀郎 | ここに慰めはない |
| 第55回 | 2007 | 新実徳英 | 協奏的交響曲 ─ エラン ヴィタール ─ |








