JP2013116146A - 腕振り機能付き歩行器 - Google Patents

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Ryuji Katamoto
隆二 片本
Yoshisuke Ideta
良輔 出田
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Abstract

【課題】訓練者に腕振り動作を伴った歩行を行わせる腕振り機能付き歩行器を提供する。
【解決手段】左車輪11及び右車輪12を備えたベース架台13と、ベース架台13に下端部が連結され、軸受け部材36が設けられた左右の支柱14、15と、左の支柱14の軸受け部材36に回動自在に取付けられた左水平軸16に固定され、一側に左グリップ37が設けられた左アーム17と、右の支柱15の軸受け部材36に回動自在に取付けられた右水平軸18に固定され、一側に右グリップ57が設けられた右アーム19と、左車輪11に固定された左シャフト29と左水平軸16を連結し、左車輪11の回転力を左アーム17に伝える左リンク機構20と、右車輪12に固定された右シャフト32と右水平軸18を連結し、右車輪12の回転力を右アーム19に伝える右リンク機構21とを有し、ベース架台13の前進に伴って、左グリップ37及び右グリップ57を前後に振る。
【選択図】図1

Description

本発明は、下肢に障害や衰えのある者が歩行訓練を行う際に使用する腕振り機能付き歩行器に関する。
歩行訓練を行う際には、訓練者の転倒を防止するため歩行器が用いられる。歩行器は、車輪を備え、訓練者と共に移動するものが一般的であり、その具体例が特許文献1、2に記載されている。
特許文献1には、訓練者が歩行器を手で掴んで、自身の姿勢を保持しながら歩行を行える歩行器が記載されている。この歩行器を利用する訓練者は、物に掴まって自身の立位姿勢を保てることが求められる。
これに対し、特許文献2に記載の歩行器は、訓練者の腰部及び大腿部を支持する機構を備えているので、補助なしで自身の姿勢を保つのが困難な訓練者でも、歩行訓練を行うことができる。
特開2006−102301号公報 特開2007−111382号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の歩行器は、訓練者の腕を動かすための機構を備えていないので、訓練者に対して肩関節の拘縮の予防及び治療をすることができなかった。このため、歩行訓練とは別に、セラピストによる徒手訓練や滑車を用いた他動運動をベッドや椅子で行って肩関節を動かす必要があり、非効率であった。
また、特許文献1、2に記載の歩行器は、腕を前後に振りながら足を動かすという健常者が通常行う歩行動作を訓練者に行わせることができなかった。従って、自然な動作の歩行訓練、パターン訓練による脳神経の機能回復、上下左右のバランス調整訓練及び筋力トレーニングを効率的に行えないという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、訓練者に腕振り動作を伴った歩行を行わせる腕振り機能付き歩行器を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る腕振り機能付き歩行器は、左右にそれぞれ左車輪及び右車輪を備えたベース架台と、前記ベース架台に下端部が連結され、軸受け部材がそれぞれ設けられた左右の支柱と、前記左の支柱の前記軸受け部材に回動自在に取付けられた左水平軸に固定され、一側に左グリップが設けられた左アームと、前記右の支柱の前記軸受け部材に回動自在に取付けられた右水平軸に固定され、一側に右グリップが設けられた右アームと、前記左車輪に固定された左シャフトと前記左水平軸を連結し、該左車輪の回転力を前記左アームに伝える左リンク機構と、前記右車輪に固定された右シャフトと前記右水平軸を連結し、該右車輪の回転力を前記右アームに伝える右リンク機構とを有し、前記ベース架台の前進に伴い、前記左アームを前記左水平軸を中心に一方向及び他方向に交互に回動させて前記左グリップを前後に振り、前記右アームを前記右水平軸を中心に一方向及び他方向に交互に回動させて前記右グリップを前後に振る。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、前記左シャフトと前記右シャフトを連結する車軸クラッチが設けられ、前記車軸クラッチは、前記左シャフトと前記右シャフトの連結を解除して、前記左車輪と前記右車輪をそれぞれ独立して回転可能な状態にするのが好ましい。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、前記左リンク機構は、連結状態にある前記左シャフトと前記左水平軸を切り離すクラッチ手段Aを備え、前記右リンク機構は、連結状態にある前記右シャフトと前記右水平軸を切り離すクラッチ手段Bを備えているのが好ましい。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、前記左右の支柱はそれぞれ、前記ベース架台に連結された下柱材と、前記軸受け部材を備え、前記下柱材に高さ調整可能に取付けられた上柱材とを有するのが好ましい。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、前記左右の支柱には、第1の支持部材を介して胸当てが取付けられ、第2の支持部材を介して臀部支持具が取付けられているのが好ましい。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、前記左車輪及び前記右車輪は前記ベース架台の前部に設けられ、該ベース架台の後部の左右には、キャスターがそれぞれ設けられているのが好ましい。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器は、ベース架台の前進に伴い、左アームを左水平軸を中心に一方向及び他方向に交互に回動させて左グリップを前後に振り、右アームを右水平軸を中心に一方向及び他方向に交互に回動させて右グリップを前後に振る。従って、左右の手で左グリップ及び右グリップをそれぞれ掴んだ訓練者は、ベース架台と共に前進することで、左アーム及び右アームによって左右の腕がそれぞれ前後に振られた状態で歩行訓練を行うことが可能である。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、車軸クラッチが、左シャフトと右シャフトの連結を解除して、左車輪と右車輪をそれぞれ独立して回転可能な状態にする場合、腕振り機能付き歩行器は旋回動作が可能な状態になることができる。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、左リンク機構が、連結状態にある左シャフトと左水平軸を切り離すクラッチ手段Aを備え、右リンク機構が、連結状態にある右シャフトと右水平軸を切り離すクラッチ手段Bを備えている場合、左車輪が回転しても左アームが回動せず、右車輪が回転しても右アームが回動しない状態を適宜構成することができる。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、左右の支柱が、ベース架台に連結された下柱材と、軸受け部材を備え、下柱材に高さ調整可能に取付けられた上柱材とを有する場合、訓練者の体格に合わせて、左アーム及び右アームの高さを調節することができる。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、左右の支柱には、第1の支持部材を介して胸当てが取付けられ、第2の支持部材を介して臀部支持具が取付けられている場合、訓練者は体勢を保持された状態で歩行訓練を行うことが可能である。
本発明に係る腕振り機能付き歩行器において、左車輪及び右車輪がベース架台の前部に設けられ、ベース架台の後部の左右には、キャスターがそれぞれ設けられている場合、ベース架台は安定的に移動可能である。
本発明の一実施の形態に係る腕振り機能付き歩行器の説明図である。 同腕振り機能付き歩行器の説明図である。 左ギアボックス、右ギアボックス及びクラッチボックス内を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る腕振り機能付き歩行器10は、左車輪11及び右車輪12を備えたベース架台13と、ベース架台13に下端部が連結された左支柱14及び右支柱15と、左支柱14に回動自在に取付けられた左水平軸16に固定された左アーム17と、右支柱15に回動自在に取付けられた右水平軸18に固定された右アーム19と、左車輪11の回転力を左アーム17に伝える左リンク機構20と、右車輪12の回転力を右アーム19に伝える右リンク機構21とを有している。
以下、これらについて詳細に説明する。
ベース架台13は、図1、図2に示すように、平面視してU字状のフレーム24と、フレーム24の前部の左右にそれぞれ固定された左ギアボックス25及び右ギアボックス26を備えている。
左ギアボックス25には、図3に示すように、軸受け27、28を介して左シャフト29が回転可能に取付けられ、左シャフト29には左車輪11が固定されている。右ギアボックス26には、軸受け30、31を介して右シャフト32が回転可能に取付けられ、右シャフト32には右車輪12が固定されている。
そして、フレーム24には、後部の左右にそれぞれキャスター22、23が取付けられている。従って、ベース架台13は、前部の左右にそれぞれ左車輪11及び右車輪12が設けられ、後部の左右にそれぞれキャスター22、23が設けられていることになる。
なお、ベース架台13は、主として、フレーム24、左ギアボックス25、右ギアボックス26、左車輪11、右車輪12、左シャフト29及び右シャフト32によって構成されている。
また、フレーム24には、図1、図2に示すように左右にそれぞれ、左支柱14及び右支柱15が固定されている。
左支柱14(右支柱15についても同じ)は、下端部がフレーム24に連結された下柱材33と、固定具34によって下柱材33に高さ調整可能に取付けられた上柱材35を有している。上柱材35は、上部に軸受け部材36を備えている。
左支柱14の軸受け部材36には、左水平軸16が回動自在に取付けられ、左水平軸16には、一端部に左アーム17が固定されている。左アーム17は、左水平軸16を中心に回動可能である。
左アーム17には、一側に左グリップ37が設けられ、左水平軸16に固定された部分と左グリップ37の間には、腕固定具38、39が取付けられている。
腕固定具38、39は、歩行訓練を行おうとする訓練者の左腕を固定することによって、左アーム17の回動に伴って訓練者の左腕を回動する。なお、左グリップ37は、訓練者が左手で把持する部分である。
一端部に左アーム17が固定された左水平軸16の他端部には、左水平軸16を中心に左アーム17と一体的に回動するクランク40が固定され、クランク40には、長さ調整可能な動力伝達ロッド41が取付けられている。動力伝達ロッド41は、一端部がクランク40に連結され、他端部が左車輪11と一体となって回転するクランク42に連結されている。
動力伝達ロッド41は、クランク42の回転力をクランク40に伝えることができ、左車輪11の転動に伴ってクランク42が回転すると、左アーム17はクランク40と共に一方向及び他方向に交互に回動して左グリップ37を前後に振る。
クランク40、42への動力伝達ロッド41の取付け位置は変更可能であり、この取付け位置の調整と動力伝達ロッド41の長さ調整によって、左車輪11が一方向に転動することで左アーム17が一方向及び他方向に交互に回動するという関係を形成することができる。
側面視して動力伝達ロッド41、クランク40及びクランク42が直線状に配置された際の左グリップ37の位置を基準位置とすると、左グリップ37は、左車輪11の転動に伴って、この基準位置を中心に前後に振られる。左アーム17に対するクランク40の回動位置は調整可能であり、この回動位置の調整によって、左グリップ37の基準位置が決定され、その結果、訓練者が左腕を振る範囲が定められる。
クランク42には、一部が左ギアボックス25内に収容された水平軸44が連結されている。水平軸44には、図3に示すように、ニードルベアリング45、46を介して回転可能に装着されたクラッチブロック47及び水平軸44と一体的に回転するスライドブロック48が取付けられている。
クラッチブロック47が水平軸44に沿って移動できない設計となっているのに対し、スライドブロック48は、図1、図2に示す切替レバー49の操作により、水平軸44に沿って移動する。
スライドブロック48は、クラッチブロック47と連結することによって水平軸44と一体的に回転し、クラッチブロック47と切り離されることによって水平軸44と独立して回転可能な状態となる。
なお、クラッチブロック47及び水平軸44は、図3に示すように、それぞれ軸受け50、51を介して左ギアボックス25に回転可能に取付けられている。
クラッチブロック47は、歯車構造を備え、その歯車構造には、左シャフト29に固定されたスプロケット52とクラッチブロック47を連結するチェーン53が掛止されている。
チェーン53は、左シャフト29を介して左車輪11の回転力をクラッチブロック47に伝え、クラッチブロック47と左車輪11を一体的に回転させる。
従って、クラッチブロック47とスライドブロック48が連結状態のとき、左車輪11と左アーム17は連動し、左車輪11が一方向に転動すると左アーム17は一方向及び他方向に交互に回動する。一方、クラッチブロック47とスライドブロック48が非連結状態のとき、左車輪11の回転力は左アーム17に伝わらず、左車輪11と左アーム17は連動しない。
ここで、左シャフト29と左水平軸16を連結する左リンク機構20は、主として、クランク40、42、動力伝達ロッド41、水平軸44、クラッチブロック47、スライドブロック48、スプロケット52及びチェーン53によって構成されている。
そして、連結状態にある左シャフト29と左水平軸16を切り離すクラッチ手段Aが、主として、クラッチブロック47及びスライドブロック48によって構成されている。
また、右支柱15の軸受け部材36には、一端部に右アーム19が固定された右水平軸18が回動自在に取付けられている。右アーム19には、訓練者の右腕を固定する腕固定具55、56が取付けられ、一側に右グリップ57が設けられている。
右水平軸18の他端部には、右リンク機構21が連結されている。右リンク機構21は、基本的に、左リンク機構20と左右対称の構成を備え、右シャフト32と右水平軸18を連結し、右車輪12の回転力を右アーム19に伝えて右アーム19を一方向及び他方向に交互に回動させる。
右リンク機構21は、右水平軸18に固定されたクランク58と、クランク58に一端部が連結された長さ調整可能な動力伝達ロッド59と、動力伝達ロッド59の他端部にクランク60を介して連結された水平軸61を備えている。
水平軸61には、図3に示すように、クラッチブロック62とスライドブロック63が取付けられている。スライドブロック63は、図1、図2に示す切替レバー64の操作により水平軸61に沿って移動する。
スライドブロック63は、クラッチブロック62に連結することで水平軸61と一体的に回転し、クラッチブロック62と切り離されることによって水平軸61と独立して回転可能になる。
なお、クラッチブロック62は、図3に示すように、ニードルベアリング65、66を介して水平軸61に装着され、クラッチブロック62及び水平軸61は、それぞれ軸受け67、68を介して右ギアボックス26に回転可能に取付けられている。
クラッチブロック62には、右シャフト32に固定されたスプロケット69とクラッチブロック62を連結するチェーン70が掛止されている。
クラッチブロック62とスライドブロック63が連結状態のとき、右車輪12が一方向に転動すると、右アーム19は一方向及び他方向に交互に回動する。クラッチブロック62とスライドブロック63が非連結状態のとき、右車輪12と右アーム19は連動しない。
ここで、右シャフト32と右水平軸18を連結する右リンク機構21は、主として、クランク58、60、動力伝達ロッド59、水平軸61、クラッチブロック62、スライドブロック63、スプロケット69及びチェーン70によって構成されている。
そして、連結状態にある右シャフト32と右水平軸18を切り離すクラッチ手段Bが、主として、クラッチブロック62及びスライドブロック63によって構成されている。
また、フレーム24には、図1、図3に示すように、左ギアボックス25と右ギアボックス26の間に、クラッチボックス71が固定されている。
クラッチボックス71内には、図3に示すように、左シャフト29と右シャフト32を連結する車軸クラッチ72が収容されている。
車軸クラッチ72は、右シャフト32に取付けられたスライドブロック73と左シャフト29に固定された固定ブロック74を有している。
スライドブロック73は、図1、図2に示す切替レバー75の操作によって、右シャフト32に沿って移動可能であり、固定ブロック74に密着することで、左シャフト29と右シャフト32は連結状態となって一体的に回転するようになる。
そして、スライドブロック73が固定ブロック74から離れると、左シャフト29と右シャフト32の連結は解除され、左シャフト29と右シャフト32(即ち、左車輪11と右車輪12)は独立して回転可能な状態になる。
また、左支柱14と右支柱15には、第1の支持部材77を介して胸当て78が取付けられ、第2の支持部材79を介して臀部支持具80が取付けられている。
胸当て78は、訓練者の体格に応じて前後位置及び高さ調整が可能であり、訓練者の胸に当接して訓練者の立位姿勢を保つことができる。
臀部支持具80は、高さ調整可能であり、訓練者の臀部を包み込んで訓練者の臀部を所定の高さ位置で保持する。
歩行訓練を行うにあたっては、まず、訓練者の体格に合わせて、胸当て78の位置調整と臀部支持具80及び左支柱14、右支柱15の上柱材35の高さ調整が行われる。
次に、クラッチブロック47とスライドブロック48及びクラッチブロック62とスライドブロック63をそれぞれ非連結状態にし、動力伝達ロッド41とクランク40、42を直線状に配置して左グリップ37の基準位置を決定し、動力伝達ロッド59とクランク58、60を直線状に配置して右グリップ57の基準位置を決定する。
そして、動力伝達ロッド41、59の長さ、クランク40、42への動力伝達ロッド41の取付け位置及びクランク58、60への動力伝達ロッド59の取付け位置を調整し、左車輪11が一方向に転動することによって左グリップ37が前後に振られ、右車輪12が一方向に転動することによって右グリップ57が前後に振られるようにする。この調節が終了した時点で、切替レバー49、64を操作して、クラッチブロック47とスライドブロック48及びクラッチブロック62とスライドブロック63をそれぞれ連結状態にする。
次に、訓練者は、左腕を腕固定具38、39によって固定し、右腕を腕固定具55、56によって固定する。
次に、訓練者は、左右の手で左グリップ37及び右グリップ57をそれぞれ掴み、前方への歩行を行う。左車輪11及び右車輪12は、訓練者の前進(即ち、ベース架台13の前進)により、一方向に転動する。
このとき、クラッチブロック47とスライドブロック48及びクラッチブロック62とスライドブロック63はそれぞれ連結されているので、左アーム17、右アーム19が、それぞれ左水平軸16及び右水平軸18を中心に一方向及び他方向に交互に回動し、左グリップ37及び右グリップ57は前後に振られる。これによって、訓練者は、左右の腕が前後に振られた状態で歩行動作を行うことになる。
また、訓練者は、切替レバー75を操作して車軸クラッチ72を非連結状態にすることによって、その場旋回して方向転換を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、左ギアボックス及び右ギアボックス内に設けられているチェーン及びスプロケットの代わりに、タイミングベルト及びプーリーを用いることができる。
10:腕振り機能付き歩行器、11:左車輪、12:右車輪、13:ベース架台、14:左支柱、15:右支柱、16:左水平軸、17:左アーム、18:右水平軸、19:右アーム、20:左リンク機構、21:右リンク機構、22、23:キャスター、24:フレーム、25:左ギアボックス、26:右ギアボックス、27、28:軸受け、29:左シャフト、30、31:軸受け、32:右シャフト、33:下柱材、34:固定具、35:上柱材、36:軸受け部材、37:左グリップ、38、39:腕固定具、40:クランク、41:動力伝達ロッド、42:クランク、44:水平軸、45、46:ニードルベアリング、47:クラッチブロック、48:スライドブロック、49:切替レバー、50、51:軸受け、52:スプロケット、53:チェーン、55、56:腕固定具、57:右グリップ、58:クランク、59:動力伝達ロッド、60:クランク、61:水平軸、62:クラッチブロック、63:スライドブロック、64:切替レバー、65、66:ニードルベアリング、67、68:軸受け、69:スプロケット、70:チェーン、71:クラッチボックス、72:車軸クラッチ、73:スライドブロック、74:固定ブロック、75:切替レバー、77:第1の支持部材、78:胸当て、79:第2の支持部材、80:臀部支持具

Claims (6)

  1. 左右にそれぞれ左車輪及び右車輪を備えたベース架台と、
    前記ベース架台に下端部が連結され、軸受け部材がそれぞれ設けられた左右の支柱と、
    前記左の支柱の前記軸受け部材に回動自在に取付けられた左水平軸に固定され、一側に左グリップが設けられた左アームと、
    前記右の支柱の前記軸受け部材に回動自在に取付けられた右水平軸に固定され、一側に右グリップが設けられた右アームと、
    前記左車輪に固定された左シャフトと前記左水平軸を連結し、該左車輪の回転力を前記左アームに伝える左リンク機構と、
    前記右車輪に固定された右シャフトと前記右水平軸を連結し、該右車輪の回転力を前記右アームに伝える右リンク機構とを有し、
    前記ベース架台の前進に伴い、前記左アームを前記左水平軸を中心に一方向及び他方向に交互に回動させて前記左グリップを前後に振り、前記右アームを前記右水平軸を中心に一方向及び他方向に交互に回動させて前記右グリップを前後に振ることを特徴とする腕振り機能付き歩行器。
  2. 請求項1記載の腕振り機能付き歩行器において、前記左シャフトと前記右シャフトを連結する車軸クラッチが設けられ、前記車軸クラッチは、前記左シャフトと前記右シャフトの連結を解除して、前記左車輪と前記右車輪をそれぞれ独立して回転可能な状態にすることを特徴とする腕振り機能付き歩行器。
  3. 請求項1又は2記載の腕振り機能付き歩行器において、前記左リンク機構は、連結状態にある前記左シャフトと前記左水平軸を切り離すクラッチ手段Aを備え、前記右リンク機構は、連結状態にある前記右シャフトと前記右水平軸を切り離すクラッチ手段Bを備えていることを特徴とする腕振り機能付き歩行器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の腕振り機能付き歩行器において、前記左右の支柱はそれぞれ、前記ベース架台に連結された下柱材と、前記軸受け部材を備え、前記下柱材に高さ調整可能に取付けられた上柱材とを有することを特徴とする腕振り機能付き歩行器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の腕振り機能付き歩行器において、前記左右の支柱には、第1の支持部材を介して胸当てが取付けられ、第2の支持部材を介して臀部支持具が取付けられていることを特徴とする腕振り機能付き歩行器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の腕振り機能付き歩行器において、前記左車輪及び前記右車輪は前記ベース架台の前部に設けられ、該ベース架台の後部の左右には、キャスターがそれぞれ設けられていることを特徴とする腕振り機能付き歩行器。
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