納期1週間のWordPress改修を2日で納品。10万円の副業案件でCodexに任せたこと
今回の仕事のきっかけは、個人の実名で使っているSNSで、「AI開発実践ラボ」の活動を始めたことをシェアしたことでした。
広く不特定多数へ向けた発信ではなく、限られたつながりの中での近況報告です。その共有をきっかけに、以前お世話になった会社の代表から、WordPressの改修を依頼していただきました。案件金額は10万円です。
顧客から提供されたデザインを、既存のトップページへ反映する仕事です。Codexを使って作業を進め、顧客への対応・納品まで完了しました。
依頼時の納期は1週間でしたが、今回は9月12日・13日の2日間で、納品だけでなく、請求書の発行と顧客による受領まで進めることができました。入金はまだ先の予定です。
このペースで進められたのは、Codexに調査やコード調整、確認を任せられる作業環境があったことが大きいと感じています。
ただ、提供デザインを調整して貼り付けたら終わり、ではありませんでした。
既存サイトを調べる。変更前の内容を保存する。下書きへ仮反映する。自分で見た目や掲載内容を確認してから、本番反映を指示する。
今回は、その流れを記録します。顧客から経緯・案件金額・対応と納品完了の公開許可を得ていますが、サイト名や画面、レイアウト、顧客の文章・コードは掲載しません。
受注のきっかけは、身近なつながりへの活動報告
クラウドワークスやココナラ経由ではありません。また、自分を知らなかった人から初めて購入してもらった事例でもありません。
以前からご縁のある方へ、今取り組んでいることが伝わったケースです。この1件だけで「SNSで発信すれば受注できる」とは言えませんが、今回は活動を身近なつながりにも知らせたことが、仕事のきっかけになりました。
10万円で対応した範囲
対応したのは、提供されたデザインを既存のWordPressの固定ページに組み込む作業です。主な対象はトップページで、サイト全体の新規制作や、ゼロからのデザイン制作ではありません。テーマの変更もしていません。
WordPressに合わせた調整、スマートフォン向け表示への対応、仮反映、確認、本番反映までを行いました。
この記事の10万円は案件金額で、利益ではありません。税込・税別の区分や手数料・経費の内訳はこの記事では確定できていません。2026年9月13日時点では入金確認前です。
1.既存サイトを調べ、変更する範囲を決める
最初にCodexで、トップページ、コラム一覧、お問い合わせページの構成を確認しました。既存テーマ、固定ページの設定、共通の追加CSS、画像、主要なプラグインも確認対象にしました。
見たかったのは、新しいデザインだけではありません。
「今回変えるのはどこか」「ほかのページと何を共有しているか」を整理するためです。共通の見た目を決める設定まで変えると、対象外のページにも影響する可能性があるため、変更範囲を先に確認しました。
これは、すでに別ページが壊れていたという話ではなく、変更前の確認です。
2.変更前の内容を保存し、戻す手順を残す
変更対象の固定ページ本文、共通の追加CSS、関連設定の記録、必要な画像などを手元に保存し、元に戻す手順を記録しました。本番反映の直前にも、トップページの本文を保存しています。
一方、レンタルサーバー側でサイト全体をバックアップする作業は、依頼者の意向を踏まえて省略しました。
「バックアップを一切取らなかった」わけではありません。ただし、今回保存したものは、データベースやサーバーファイルを含む完全なバックアップでもありません。
保存対象外の変更まで、この記録だけで復旧できるとは言えません。また、復元試験の実施は確認できていないため、「復旧できることを検証済み」とはしていません。
これは今回の案件での判断であり、「固定ページの変更なら全体バックアップは不要」という意味ではありません。保存した範囲と、戻せると確認できた範囲は分けて残します。
3.提供デザインを、既存のWordPressに合わせる
Codexには、提供されたHTML・CSS・JavaScriptを、固定ページへ組み込める形に調整してもらいました。HTMLはページの構造、CSSは見た目、JavaScriptはメニューなどの動きを担当する部分です。
テーマと新しいデザインの見た目を整理する
既存テーマの見出し装飾や余白、横幅、ヘッダーとの干渉を調整し、新しいデザインのスタイルが、そのページの専用領域に適用されるよう整理しました。
たとえば、見出しの装飾や余白は、提供デザインだけでなく既存テーマの設定からも影響を受けます。新しいデザインを置くだけでなく、既存の表示と重なったときにどう見えるかを調整する必要がありました。
コラム欄を、更新のたびに書き換えなくてよい形にする
コラム欄は、WordPressの最新記事3件を自動表示する構成に調整しました。記事名を3件コピーして並べるのではなく、投稿が増えたときもトップページの本文を毎回書き換えずに済むようにした部分です。
画像とリンクを、既存サイトへつなぐ
見た目以外では、次の対応もしています。
既存のメンバー画像を利用し、新たに必要な画像を登録する
写真の出典・ライセンス表記を維持する
お問い合わせ先を既存フォームへつなぐ
既存サイトの中で使える状態にするところまでが、今回の調整でした。
ここで挙げたのは実際に調整した内容です。具体的なエラー文や修正回数までは記録を確認できていません。
4.下書きで確認してから、本番へ進める
まず確認用の下書きページを作り、そこへ仮反映しました。この段階では、公開中のトップページは変更していません。
保存したあとに再読み込みし、内容が残っていることも確認しました。
一度画面に表示できたことと、WordPressに内容を保存できたことは別です。保存後にも確認することで、反映した内容が残っているかを見ました。
Codexによる表示・動作確認では、ブラウザーの表示幅を320、390、768、1440pxに変え、横方向にはみ出していないかを確認しています。PC向け・スマートフォン向けの表示に加え、次の操作も確認しました。
スマートフォン用メニューの開閉と、リンク選択後に閉じること
サービス詳細とプロフィールの開閉
画像、ページ内リンク、最新コラムの表示
変更範囲と、主要な既存ページの表示
そのうえで、私が公開前の見た目と掲載内容を確認しました。9月12日22時30分ごろに顧客へ確認を依頼し、翌13日11時ごろに確認完了の連絡を受けています。その後、本番へ反映するよう指示しました。
ここは、AIが実行した確認と、私が判断したことを分けておきたい部分です。私自身がすべての環境で同じ検証をやり直した、という意味ではありません。
また、表示幅を変えた確認は、スマートフォン実機での確認ではありません。実機やSafariなどでの確認は未実施で、全ページ・全ブラウザーへの影響を網羅的に証明したわけでもありません。
5.元のトップページを更新し、公開後も確認する
9月13日12時ごろに、確認済みの下書き本文を既存トップページの本文へ反映し、本番公開しました。
確認用の下書きページそのものを新しいホームページに指定したのではなく、もともと公開していたトップページの本文を更新しました。トップページのURLとタイトル、ホームページとしての割り当ては維持しています。テーマ本体や共通の追加CSSは変更せず、下書きページは確認用に残しました。
公開後には、トップページが新しいデザインになっていることと、ログインしていない訪問者向けの取得でも新しい本文が返ることを確認しました。
お問い合わせフォーム、コラム一覧、最新3記事のリンク先も開いて確認しています。ただし、お問い合わせフォームは表示とリンク先の確認までで、実際の送信・メール受信試験は行っていません。
作業結果と戻し方を記録し、完了報告文を作成して、顧客への対応・納品まで完了しました。納品後の評価や、売上・問い合わせの増加などの効果は、まだ確認できていません。
納品後、請求書の受領まで進んだ
請求では、共有されたフォーマットを使い、消費税率10%で計算した請求書を送りました。この記事では請求・受領の流れを扱い、適格請求書の要件や源泉徴収の適否についての解説は行いません。
9月13日14時ごろに顧客が請求書を受領し、15時ごろには9月20日に振り込む予定との連絡を受けました。休日のため翌営業日になる可能性もあり、実際の振込日・着金日はまだ確定していません。
納品が終わったこと、請求書が受領されたこと、代金を受け取ったことは分けて記録します。
Codexに任せたことと、自分が引き受けた判断
Codexに任せたのは、既存構成の確認、コードの調整、下書きへの反映、表示・動作確認、本番反映、記録作成です。
私が担ったのは、依頼内容と対応範囲の判断、全体バックアップを省略する判断、公開前の見た目と掲載内容の確認、本番反映の指示、顧客対応、記事で公開できる範囲の確認でした。
使用したのは、Codexの「GPT-6 Astra・中」です。Proの利用枠で作業を進めました。
依頼は、一度の長いプロンプトで完結させたわけではありません。対話しながら、確認する範囲や調整内容を具体的にしていきました。そのため、今回は個々のプロンプトの掲載を省略しています。
作業中に気になっていたのは、利用枠を使い果たす前に終えられるか、ということです。
記録していた利用枠の残量は、約82%から約70%へ変化しました。表示上の差は約12ポイントで、ほかの作業も含む期間の数値です。感覚としては利用枠の1割ほどを使った規模でしたが、この案件単独の消費量とは分けて見ています。
今回の作業で追加料金は発生していません。利用枠の残りを気にしながらも、納品と請求書の送付まで進められました。
依頼から翌日の本番公開までの流れ
依頼を受けたのは土曜日の午後。本番公開は翌日の日曜日でした。実装だけでなく、顧客への確認依頼、回答待ち、請求書の送付までを含めると、次のような流れです。日時はすべて2026年の日本時間で、時刻は私の記憶に基づく概算です。
9月12日(土)15時ごろ: 依頼を受ける
同日17時ごろ: 作業に必要なアクセス情報などが共有される
同日19時ごろ: 作業を開始する
同日22時ごろ: 実装と作業後の確認がすべて完了する
同日22時30分ごろ: 顧客へ確認を依頼する
9月13日(日)11時ごろ: 顧客から確認完了の連絡を受ける
同日12時ごろ: 本番公開する
本番公開後: 共有されたフォーマットを使い、消費税率10%で計算した請求書を送付する
同日14時ごろ: 顧客が請求書を受領する
同日15時ごろ: 9月20日に振り込む予定との連絡を受ける
9月20日: 振込予定。ただし休日のため翌営業日になる可能性あり。入金確認はこれから
依頼から本番公開までは約21時間。そのうち、顧客へ確認を依頼してから回答を受けるまでは約12時間半でした。これは経過時間で、その間ずっと作業していたわけではありません。
土曜日の19時ごろから22時ごろまでは、実装と作業後の確認を進めた約3時間です。ただし、顧客対応や翌日の本番反映、公開後の確認、請求書の作成・送付までを含めた総作業時間ではありません。
自分が実際に手を動かした時間と、AIの処理を待った時間は分けて計測できていません。そのため、この案件を「3時間で10万円の仕事」とは表現しません。
今回伝えたいのは作業の速さだけではなく、実装が終わったあとも、顧客の確認を待ち、本番へ反映し、請求まで進めたという流れです。納品は完了していますが、入金の確認はこれからです。
タイトルの「2日」は、作業が土曜・日曜にまたがったことを指します。丸2日間働き続けたという意味ではありません。
Codexの作業環境は、既存サイトを調べ、調整し、確認結果を残すうえで支えになりました。一方、デザインが提供されていたことや、翌朝に顧客から確認の返事をいただけたことも今回の条件です。Codexを使わなかった場合との比較はしていないため、何時間短縮できたかまでは分かりません。
次に案件を進めるなら、最初に残しておきたい4つ
今回の流れを短くすると、既存サイトの確認、戻すための準備、仮反映、自分による確認、本番反映、公開後の確認と納品です。
同じようにAIを使って改修を進めるなら、作業前に次の4つを書き出すところから始められます。
変更範囲: どのページを変え、何を維持するか
保存と戻し方: 何を保存し、どこまで戻せるか。保存対象外は何か
確認と承認: AIが確認すること、自分が見ること、本番反映を判断する人は誰か
未確認事項: 未試験の環境や操作を、完了報告にどう残すか
今回も、実機やフォーム送信など、確認していないことが残っています。「確認済み」と「未実施」を混ぜずに伝えることも、納品の記録に必要だと考えています。
AIでコードを調整できたことだけでなく、どこを変えるかを決め、公開前に確認し、顧客へ報告するところまでが今回の仕事でした。
あなたなら、AIと一緒にサイトを改修するとき、本番へ反映する前に何を確認しておきたいですか?
