岩手

学校地震対策に地域差　窓ガラスなど　財政難で未実施も　／岩手

　青森県で震度6強を観測した地震は、北海道、青森、岩手の3道県の小中高校や特別支援学校などで計100件を超える物的被害が確認された。集計した文部科学省によると、大半は窓ガラスや建物間にある部材の破損。全国の学校は大規模な損壊を防ぐ耐震化がほぼ完了している一方、窓ガラスや外装材などの対策に着手できてい

青森震度6強から1週間、日常へ一歩ずつ　鉄塔近くの住民避難は続く

　青森県八戸市で震度6強を観測した8日夜の地震で、初めて発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が16日午前0時に終了した。地震後に損傷が見つかったNTT東日本の鉄塔や、運休が続くJR八戸線。発生から1週間が過ぎ、地元では住民たちが不安や不便を抱えながらも、いつもの日常を取り戻そうとしている。　

社告

点字毎日　購読受け付け中　／岩手

　毎日新聞社では、視覚障害者向けのニュースを独自に取材・編集する週刊点字新聞「点字毎日」を発行しています。創刊は1922（大正11）年。現在、新聞社が発行する国内唯一の点字新聞です。　「点字毎日」の記事は、点字が読めない方でもお楽しみいただけます。同じ記事を大きめの活字で読むことができるタブロイド判

列島・北から南から（東北）　ビスケット天ぷら

　岩手県西和賀町の郷土菓子「ビスケットの天ぷら」が冷凍食品として商品化された。県立西和賀高の生徒が発案し、地元の食品加工事業者と協力して開発。日持ちの問題をクリアして地域外での販売が可能になった。　1箱6枚入りで、11月からふるさと納税の返礼品として先行リリースした。オンラインでも販売する。（盛岡）

冬の頑張りが夏の結果に　大リーグ・菊池投手　岩手で自主トレ　／岩手

　盛岡市出身の米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手（34）は13日、来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」について「チャンスがあれば前のめりで考えたい。世界一に貢献できるように、いつ声がかかってもいいように準備している」と語り、出場に前向きな姿勢を

全国高校ラグビー

「プライドを持って臨む」　盛岡工が毎日新聞支局訪問　／岩手

　第105回全国高校ラグビー大会（毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催）に岩手県代表として出場する盛岡工（2大会連続37回目）が11日、毎日新聞盛岡支局を表敬訪問した。　10月18日に行われた県予選決勝は2年連続同カードとなった。盛岡工は14―12で高総体優勝の黒沢尻北を退け、連覇した。力が拮抗（き

虚偽の文書作成　2人を減給処分　岩手県警　／岩手

　岩手県警は12日、銃砲所持の許可申請で虚偽の面接調査書を作成したとして、警察署勤務の20代男性巡査を減給10分の1、3カ月の懲戒処分にした。巡査は同日付で退職した。　県警監察課によると、巡査は2024年11月から今年3月までの間、銃砲所持の許可申請を受理したが、申請者の親族などに対して実施すべきだ

エンゼルス・菊池雄星、WBC出場に前向き姿勢　地元岩手で自主トレ

　盛岡市出身の米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手（34）は13日、来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」について「チャンスがあれば前のめりで考えたい。世界一に貢献できるように、いつ声がかかってもいいように準備している」と語り、出場に前向きな姿勢を

河合塾が「ドルトンX学園高校」開校へ　岩手に本校、海外にも拠点

　予備校の河合塾グループは9日、岩手県一関市に広域通信制高校を2027年4月をめどに開校すると発表した。生徒の学習の場として、国内外に複数の「地域拠点」を設置。異なる土地で活動することで、「無限の成長」と「何者にもなれる可能性」を身につけてほしいという。　同グループによると、学校名は「ドルトンX学園

ぼうさい甲子園・受賞校紹介

／下　優秀賞3校　／岩手

　優れた防災教育を顕彰する2025年度の「ぼうさい甲子園」（1・17防災未来賞）＝毎日新聞社など主催＝の受賞校に選ばれた岩手、宮城両県の学校を紹介する。　◇岩手・崎山中　住民と学びつながる　岩手県宮古市立崎山中が中学生部門の優秀賞に選ばれた。初めての応募で、見事に入賞を果たした。　1年生を対象に、地

「巨大加速器必要だ」　盛岡　村山斉さんが講演　／岩手

　宇宙誕生の謎や物質の根源などを探る巨大加速器「国際リニアコライダー」（ILC）の誘致のための講演会が8日、盛岡市内で開かれた。国際的に著名な物理学者で東京大特別教授の村山斉さんが登壇。「国際情勢の変化とILC　in　Japanの価値」と題して話した。　村山さんは「人間はタイムマシンは作れない。しか

広域通信制高開校へ　河合塾　岩手・一関に本校　／岩手

　予備校の河合塾グループは9日、岩手県一関市に広域通信制高校を2027年4月をめどに開校すると発表した。生徒の学習の場として、国内外に複数の「地域拠点」を設置。異なる土地で活動することで、「無限の成長」と「何者にもなれる可能性」を身につけてほしいという。　同グループによると、学校名は「ドルトンX学園

とうほく・冬点描

冬の味　今年も上出来　山形・セリ収穫最盛期　／岩手

　春の七草の一つで地域の伝統野菜「堀込せり」の収穫が山形市前明石地区で最盛期を迎えている。　蔵王山系の豊富な地下水を利用して約70年前から栽培されている。シャキシャキとした食感と香りが良いのが特徴だ。　「今年も出来がいい」と語る山口和夫さん（81）の約30アールの農地では、朝から生産者が膝まで水につ

交通事故の実況見分調書などで虚偽記載　警部補ら処分　岩手県警

　岩手県警は12日、銃砲所持の許可申請で虚偽の面接調査書を作成したとして、警察署勤務の20代男性巡査を減給10分の1、3カ月の懲戒処分にした。巡査は同日付で退職した。　県警監察課によると、巡査は2024年11月から今年3月までの間、銃砲所持の許可申請を受理したが、申請者の親族などに対して実施すべきだ

「後発地震注意」中に津波注意報　8日以降震度1以上は計34回

　12日午前11時44分ごろ、北海道と青森、岩手、宮城、秋田の4県で震度4の地震があった。震源地は青森県東方沖で、震源の深さは17キロ。地震の規模を示すマグニチュード（M）は6・9。気象庁は、北海道の太平洋沿岸中部から宮城県にかけて津波注意報を出し、北海道えりも町と青森県の八戸港で20センチの津波を

名古屋市、岩手・陸前高田市への職員派遣終了へ　復興進み区切り

　名古屋市は、東日本大震災（2011年3月11日）で被災した岩手県陸前高田市への職員派遣を来年3月末で終える。インフラ整備などで支援してきたが、復興が進んだことから区切りをつけるという。文化交流などは継続する。　陸前高田市は推定震度6弱の地震が襲い、1700人以上の死者・行方不明者が出るなど甚大な被

地震とクマを結びつけるデマ投稿相次ぐ　専門家「冷静に判断を」

　青森県で8日夜に震度6強を観測した地震と、東北地方で深刻なクマ被害とを結びつける投稿が交流サイト（SNS）で相次いでいる。過去の大規模地震でも動物が絡んだデマが広がった。防災心理学の専門家は冷静な対応を呼びかけている。　「冬眠中のクマが地震で起きて出没するのでは」「クマは地震を予知して冬眠しなかっ

とうほく・冬点描

ツリー、サンタ、「午」も輝く　秋田・ガラス工房　／岩手

　クリスマスと新年を前に、秋田市新屋表町の新屋ガラス工房で、クリスマスツリーや来年のえと「午（うま）」をかたどったガラス作品が展示販売されている。　工房は季節に合わせた作品コーナーを設けており、サンタクロースやトナカイ、雪だるまといったクリスマス作品約80点や、馬や縁起物のタイ、鏡餅などの正月作品約

ぼうさい甲子園・受賞校紹介

／上　宮城・玉浦小／岩手・釜石小　／岩手

　優れた防災教育を顕彰する2025年度の「ぼうさい甲子園」（1・17防災未来賞）＝毎日新聞社など主催＝で、岩手、宮城両県の受賞校を2回にわたって紹介する。　◇命の大切さ、学び伝える　宮城・玉浦小　2年連続「大賞」　宮城県岩沼市立玉浦小が小学生部門の「ぼうさい大賞」に選ばれた。昨年は、各部門の大賞の中

盛岡－東京間で荷物専用新幹線　26年3月運行開始　／岩手

　JR東日本は9日、盛岡―東京間で荷物専用新幹線の運行を始めると発表した。荷物専用の新幹線の運行は初めてで、山形新幹線「つばさ」で使われていたE3系1編成の7両を改造して2026年3月23日から始める。最大17・4トン（千箱程度）の荷物を運ぶことができる。　JR東によると、平日の正午前に盛岡の車両基