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トキの英語学習にも必要?『ばけばけ』史実で八雲が描いた「図解イラスト」が話題に 「可愛い」「発音の舌が分かりやすい」

連続テレビ小説『ばけばけ』第22週では、トキが英語を学ぼうとするも、苦戦しています。

いきなりネイティブ発音聞いてもムリ?

『連続テレビ小説 ばけばけ Part1 NHKドラマ・ガイド』(NHK出版)
『連続テレビ小説 ばけばけ Part1 NHKドラマ・ガイド』(NHK出版)

 放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第22週では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」に、夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が一生懸命に英語を教えています。しかし、トキはなかなか上達しません。そんななか、島根県松江市にある小泉八雲記念館が、モデルのラフカディオ・ハーンと小泉セツの英語学習に関するある資料を公開し、「かわいい」と話題を呼んでいます。

 トキは「Thank You」を「センキョー」と言ってしまうなど、英語を正確に発音することが苦手なようで、松江にいたときから特に進歩する様子が見られません。視聴者からは「頼むから英語を基礎から体系的に教えてあげて。フレーズ丸覚えとか何にもならないから」「英語の基礎がないトキにいきなり文章で覚えさせるのは厳しいよね。正木と丈がまず単語から教えているのはよかった」「基礎もなくヒヤリングで勉強しろと言われたらああなるかも」と、同情の声やヘブンの教え方がよくないのではないかといった意見も出ていました。

 モデルのセツも英語を勉強していましたが、アルファベットや英単語を習っていない状態でハーンのネイティブの英語を聞き取っていたため、上手くいかなかったようです。

 現存する彼女の手帳を見ると、onion(オニオン/玉ねぎ)を「アンエン」、hospital(ホスピタル/病院)を「アスペターロ」、Are you hungry?(アーユーハングリー/空腹ですか)を「アーラ・ユウ・ハングレ」などと書いており、聞き取りや発音に苦労していた様子がうかがえます。セツの出雲訛りも、英語学習には不向きだったようです。

 松江市の小泉八雲記念館の公式Xは、第22週108話の放送後に所蔵されているセツの英単語帳の画像をアップし、

「熊本時代のセツの英単語帳。セツが書いた『ボオート/両方』の横に『BOAT/BOTH』とハーンが書き込み、発音の違いを丁寧に教えていたようです。セツにとっては未知の音『th』を図解で教えていたことが伺えます。英語教師ハーンの一面とその苦労が垣間見えるようです」

 と解説しました。

 投稿された単語帳の写真を見ると、「th」の発音には舌をかむ必要があることを示すためにハーンが描いたイラストが確認できます。舌のサイズを誇張した簡易的な絵には、

「絵がかわいすぎて悶絶する。日本人に難しい『th』の発音。これほど的確に教えてくれる書はない」

「Bothのthの発音、ベロだしている絵がかわいい あっかんべーなのね」

「舌を噛むように発音するthを図解してくれてるんだ!絵が可愛い」

「th いつまで経っても日本人は苦手」

「THの発音は舌を噛むデス。大変わかりやすいので教科書に載せる願いマス!」

 といった声が相次ぎました。

 父方の叔父がプロの画家だったハーンは画力にも優れた人物で、アメリカ時代には新聞の記事や著書の挿絵を自分で描いたこともあったそうです。セツに教える際も、絵で描いたほうが分かりやすいと思ったのでしょう。

 結局、ハーンとセツはお互いの言語をしっかり覚えることはできませんでしたが、日本語の単語と慣用句に、活用しない形容詞を加え、助詞を抜いて、語順は英語と日本語をミックスした、「ヘルンさん言葉」と呼ばれる独自言語で会話するようになりました。

※高石あかりの「高」は「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)

(マグミクス編集部)

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