『ばけばけ』もう「再登場」望まれてる錦織の今後は 「松江に戻る?」「プレゼントした書籍?」←史実から期待できる展開
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』でヘブンの友人・錦織の再登場を望む声が出ています。
史実でも松江に戻ってる

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(ラフカディオ・ハーン)と、彼に多くの怪談を語った妻・小泉セツさんをモデルにした物語です。
第20週99話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が、第五高等中学校の同僚「ロバート・ミラー(演:ジョー・トレメイン)」に、熊本には創作意欲を掻き立てる物がないと語りました。ヘブンの「松江では書けたんだ」というセリフには、視聴者から
「熊本のせいだけではないよね。ちらつく錦織さんの影」
「松江では錦織さんをはじめ、松江の魅力を教えてくれる人がいたんだよ」
「ヘブンさんが次作を書けないのは熊本のせいなのか?との同僚ミラーさんの指摘 。松江ロス=錦織ロスに気づくかな」
「ヘブンさんきっと、錦織さんが居てくれたら、熊本でも書けてる気がする。もう、錦織さんも熊本連れて来て、一緒に住んで貰ったらいいのに」
と、松江時代にヘブンのリテラシーアシスタントをしていた、親友の教師「錦織友一(演:吉沢亮)」の重要性を語る声が相次いでいます。錦織ロスの影響は大きいようで、熊本編の初週の段階で彼の再登場を望む声が絶えません。
錦織はヘブンたちが松江を離れた95話で、見送りに現れず、最後には喀血する場面までありました。しかし、制作統括の橋爪國臣さんは、X(旧:Twitter)で錦織はまだまだ登場すると語っています。
モデルのラフカディオ・ハーンさんとセツさんは、1896年の夏に長男・一雄さん、セツさんの養母・トミさんを伴って松江に帰省しました。ハーンさんが東京帝国大学講師の職を得て、当時住んでいた神戸から東京に移住する前のことです。
ハーンさんはこのときに錦織のモデル・西田千太郎さんと再会しており、松江帰省の最後の1週間には、ハーンさんら一家4人と西田さんで杵築に旅行に行っています。そして西田さんは結核の悪化により、それから8か月後の1897年3月に34歳で亡くなりました。
熊本時代も何通も手紙のやり取りをしていた西田さんは、1896年2月にハーンさんがセツさんと正式な婚姻関係となって、日本に帰化し「小泉八雲」となった際も、各種手続きに奔走した記録があります。
また、ハーンさんは熊本時代の見聞をまとめ、西洋と日本を比較した随筆『東の国から』を1895年3月に発表しています。この本は、冒頭に「出雲時代のなつかしい思い出に、西田千太郎へ」と書かれてある通り、西田さんに献呈された作品でした。
松江を離れてからも、ハーンさんにとって重要な存在であり続けた西田さんがモデルの錦織の登場シーンは、まだまだたくさんありそうです。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
参考書籍:『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会)、『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)
(マグミクス編集部)

