『ばけばけ』爆笑シーン演じた俳優(53)「司之介は一生こんな感じ」「彼は真剣だし、正しいと思っている」コメント
連続テレビ小説『ばけばけ』20週では、トキの養父・司之介のある行動が話題になりました。そんな司之介役の岡部たかしさんからコメントが届いています。
暇になった司之介の今後は

2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第97話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の養父「司之介(演:岡部たかし)」の衝撃エピソードが描かれました。司之介は96話で家の金庫から大金を盗み出し、さらに借金までして「荒金九州男(演:夙川アトム)」という怪しい男に金を預けます。しかし、荒金はちゃんとした商売人で、小豆の相場でしっかりと稼ぎ、お金を数倍に増やして司之介に返しました。
大損してまた「ヒリヒリする」借金生活がしたかったという司之介は、荒金の怪しさを見込んで金を渡した当てが外れ落胆しています。その後、家族にもそのことを正直に話し、呆れられてしまいました。
そんな97話の放送後には、司之介役の岡部たかしさんから公式コメントが届いています。
ーー番組の反響や、放送を見ての感想を聞かせてください。
視聴者の方や周囲から「面白い」など、好評の声をいただくことが多く、皆さんに楽しんでもらっていることを日々、実感しています。放送では自分の知らないシーンもあり、ヘブンのビールを探すシーンはこんなことしていたんだとか、みんなこんなスキップをしていたんだと笑いながら見ていて、完全に視聴者として『ばけばけ』を楽しんでいます。やっぱりふじきみつ彦君の本は面白いなとか、自分もやってきたことなのに、全体で見てもすごいなと思ったりしています。
ーー司之介を演じていて、改めて思う役の印象を教えてください。
演じながら、僕自身も「ええ加減にせえよ」「もっと成長せぇよ」と思うことはあります(笑)。でも、自分なりに司之介のことを愛して、脚本に忠実に演じています。
司之介は、思ったことをすぐに口に出しちゃう正直者です。正直がゆえに、思いついたことが瞬時に行動と言動に繋がるし、それが家族のためであり、自分のためでもあるのだと思います。それによって周囲をいら立たせることもありますが、彼は真剣だし、正しいと思っていると思います。だから、司之介を演じる時は、アホを演じている感じにはならないようにしたいと思っています。
ーーここまで撮影をして、印象に残っているシーンを教えてください。
14週で、みんなで「だらくそが!」と叫ぶシーンです。このシーンは、松野家にとって、「ついに、この時が来たか」という瞬間だと思います。トキは、ここで初めてタエを「ママさん」と呼びましたが、あのトキの表情は、本当にグッと来るものがありました。あかりちゃんのすごいところは何回も見てきましたけど、あの日は特にすごかったですね。大人になったトキが、まるで子どものように声をあげて泣いていたので、初めてトキが松野家に来たシーンを思い出したりしました。今思い出しても涙が出て来そうです。
ーー松江から熊本に行くことになった司之介ですが、なぜその決断をしたのでしょうか。
現代でも、故郷を捨ててどこかに引っ越すということは、なかなか勇気がいることだと思います。司之介にとっても、やっぱりものすごい決断だったのかなと思いますね。司之介にとって家族は大事だし、やっぱり家族と一緒にいたい。もう長屋に戻りたくないと言っていますし、表面的な損得勘定があることも本当だと思いますが、それよりも深い根底には、家族のことを思う気持ちがあるのだと思います。その両方があっての決断だと思います。
ーー後半の見どころ、視聴者の方へのメッセージをお願いします。
熊本に行った司之介は、やることがなくて暇になります。あまりすることがないから、ちょっとのことでも大事件にしたりして、その辺のものがたりの展開もまた面白いなと思います。司之介は一生こんな感じで生きていくのかなと思っていますし、もう自分の人生を全うしてもらいたいですね。最後には、「あの人は、幸せな人生だったよね」と思われるような生き方してくれたらと思っています。
家族としては、熊本で書生さんや女中さんが加わり、その中でみんながあんなこと言ったり、こんなこと言ったりするのが見どころだと思っています。ここでの会話劇は、ふじき君の脚本の真骨頂だと思います。松野家の家族の形は、これからも変わっていくと思いますが、それは面白い変化だと思うので、視聴者の方にもそのさまを見て楽しんでいただけたらと思います。
(マグミクス編集部)
