大分

大分火災は「全国の縮図」　木造密集地の防災、市長が国に要望の考え

　大分市佐賀関の大規模火災から1カ月となった18日、大分市の足立信也市長は記者会見で、今回の被災地のように人口減少が進む木造住宅密集地について「全国至るところにある縮図。地方自治体に任せられると、中心部と対策の格差が生じる」と述べ、防災対策に国の立法措置や財政支援が必要との見解を示した。　11月18

点訳絵本、笑顔の交流　楊志館高生作成、盲学校に寄贈　／大分

　楊志館高校（大分市桜ケ丘）福祉科の3年生24人が、授業で学んだ点字の集大成として作成した点訳絵本3冊を県立盲学校に寄贈した。15日、代表3人が盲学校を訪れ、小学部の児童に手渡した。　楊志館高校では卒業作品として取り組んだ点訳絵本の寄贈を、盲学校と大分市点字図書館「むくどり文庫」に交互に30年以上続

選挙行政議会

別府市議会　／大分

　17日、プレミアム商品券発行など、物価高対策事業費を盛り込んだ総額16億400万円の2025年度一般会計補正予算案を含む32議案を可決して閉会。

部下にセクハラ、男性職員を停職　日出町が懲戒処分　／大分

　女性の部下にセクシュアルハラスメントをしたとして、日出町は17日、男性職員を停職6カ月の懲戒処分とした。「女性への心理的影響やプライバシー保護が必要」とし、加害者の所属などを公表していない。　町によると、男性は同じ部署で勤務する女性に、セクハラに認定される行為をして精神的苦痛を与えた。女性が庁内の

気になる!九州・山口

技あり　桐の米びつ（福岡・古賀市）　米価高騰で注目　／大分

　「お米ってどうやって保存するんですか」。米価高騰が続く中、消費者からそんな問い合わせが舞い込む。ニーズに応えるのは桐（きり）箱屋さん。製造・販売する桐の米びつが、日常使いや贈り物で注目されている。　福岡県古賀市にある「増田桐箱店」。1929年創業で、伝統工芸品の博多人形を納める桐箱製造から始まった

はがき随筆

ごみ拾い　中津市　下畑和幸（71）　／大分

　3月に退職して時間を持て余している。体力維持のために毎日1時間ほどの散歩をしているが、ただ歩くだけではつまらない。何か有意義な事が出来ないかと考えて道端のごみを拾いながら歩く事にした。　無理なく長くやろうと週に2回程度。買い物袋に8分目くらいで止める。持ち帰って収集日に自宅ごみと一緒に出す。　周り

県内労働者の熱中症、25年は過去最多212人　30度超増　職場の暑さ対策強化を　／大分

　県内で2025年に発生した労働災害のうち、熱中症の治療を受けた労働者の数は212人（前年180人）で、記録が残る13年以降で最多を更新したことが、大分労働局の集計（速報値）で判明した。職場での熱中症対策を企業に義務付ける改正労働安全衛生規則が6月1日に施行されており、労働局は職場での対策を強化する

支援金支給も…大分・佐賀関の火災、高齢者多く住宅再建にハードル

　11月に大分市佐賀関で起きた大規模火災の発生から18日で1カ月となる。被災地では、市営住宅など仮住まいへの転居が徐々に進み、避難生活は解消に向かいつつあるが、住民らは今後、住宅を再建するかどうか決断を迫られる。　今回の火災は、強風による自然災害に当たるとして被災者生活再建支援法が適用されたため、被

背中さすって「よく言った」　大分の大火事、被災者が何より願うこと

　11月に大分市佐賀関で起きた大規模火災の発生から18日で1カ月となる。被災地では、市営住宅など仮住まいへの転居が徐々に進み、避難生活は解消に向かいつつある。一方で住み慣れた地域を離れることになる住民は、これまでのコミュニティーを維持できるのか不安も募らせる。　◇不安がる6歳児を孫のように　「田中地

大分市、18年前に火災リスク把握も対策手つかず　佐賀関の大火事

　11月に大分市佐賀関で起きた大規模火災は木造住宅密集地などが延焼拡大の要因とされるが、市は18年前に防災計画を策定した時点で同様の危険性を把握していたことが、毎日新聞の情報公開請求で判明した。リスクを認めながら惨事を防げなかった背景には、人口減少が進む中で財源や人手が確保できず、対策が後手に回った

「ハーモニーランド」サンリオが基本構想　天空のリゾートへ始動　／大分

　サンリオエンターテイメントは、日出町の屋外テーマパーク「ハーモニーランド」のリゾート化に向けた基本構想を発表した。アトラクションのリニューアルに加え、長期滞在が可能となるよう、周辺エリアにホテル建設も検討。初期投資は100億円で、施設の整備完了まで10年程度を見込む。　基本構想では、雨や暑さ対策で

はがき随筆

健康法　別府市　小林幸子（91）　／大分

　晴天の日、我が家から1歩外に出て右を見上げると、雄大な鶴見岳。2、3歩歩いて左下を眺めると、別府湾が広がる。遠くにはうっすらと四国が見える。この地で過ごして六十数年。元気に過ごすことができて、ありがたい。　でも最近、何でも頭から消えてしまって、認知症かしらと心配になる。スーパーとデパートまで買い物

プリプリ！！地ダコに舌鼓　ワカメも使い地産地消　国東高3年生、調理実習　／大分

　地産地消の取り組みとして、国東産のタコとワカメを使った調理実習が、県立国東高校で3年生を対象に開かれている。生徒たちはタコを軟らかくゆでる方法などを教わり、「たこのみ焼き」と「ワカメのすまし汁」を作って試食、「おいしい」を連発していた。【久保田修寿】　高校の調理室に4日はビジネスITコースの19人

2025歳末点描

大忙しの風物詩　地震発生を想定、社員ら40人訓練　別府ロープウェイ　／大分

　年末年始の繁忙期を前に、別府市の鶴見岳（1375メートル）にかかる別府ロープウェイで16日、総合防災訓練があり、運営会社の社員や消防関係者ら約40人が参加した。　訓練は、宮崎県沖の日向灘を震源とする地震が発生し、隣接の建物から出火したとの想定で実施。ゴンドラの運転を停止し、地上35メートルからロー

同居の男児暴行、32歳に略式命令　大分、罰金30万円　／大分

　交際相手の子どもを暴行し、けがをさせたとして、大分区検は5日付で、大分市の男性会社員（32）を傷害罪で略式起訴した。大分簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。男性は市内の自宅で10月30日ごろ、同居する小学生の男児（9）の頭や脚をバットで数回殴打し、全治約2週間の打撲を負わせた疑いで逮捕され

2025歳末点描

大忙しの風物詩　ほっこり「ゆず湯セット」作り　宇佐　／大分

　冬至（22日）に家庭で「ゆず湯」を楽しんでもらおうと、西日本でも有数のユズの産地、宇佐市院内町のJAおおいた院内出張所で16日、生産者らが2Lの大きさのユズ3玉をネットに入れた「ゆず湯セット」を100セット作った。19日から市内で販売する。　出張所2階に5人が集まり、黄色のネットにユズを詰め、ウサ

「白ねぎ」食べて労をねぎらおう　豊後高田・旬入り　／大分

　「大分白ねぎ」の出荷が本格化し、県内一の生産地、豊後高田市のJAおおいた豊後高田白葱（しろねぎ）生産部会の和泉陣会長（50）らが12日、佐々木敏夫市長を表敬訪問、旬入りを報告し白ねぎを贈呈した。　和泉会長らによると、今年は気温が高く、雨が少なかった影響で白ねぎは2～3週間、生育が遅れたが、甘みが増

はがき随筆

晩秋の国東へ　大分市　坂井君子（73）　／大分

　小春日和の一日、友人に誘われ国東にラバーダックを見に行く。暖かいドライブ日和だ。　会場の迫池までは、駐車場からシャトルバスが出ていて大勢の人が並んでいた。県外ナンバーも見られる。　ラバーダックは、七島イの台に乗って風にゆられてかわいい姿を見せていた。写真を撮ろうとした時、飛行機が低空で飛んできた。

被災者に感動届けたい　大分東明　駅伝・ラグビー全国挑む　毎日新聞大分支局訪問　／大分

　男子第76回、女子第37回全国高校駅伝競走大会（毎日新聞社など主催）と第105回全国高校ラグビーフットボール大会（同）に出場する大分東明高校のそれぞれの監督、主将らが15日、毎日新聞大分支局を訪れ、大会での健闘を誓った。　駅伝は21日に京都市で開催。15年連続24回目の出場の男子は、登録選手代表の

熱冬キラリ

大分東明　どん底からの「成長を楽しむ」エンジョイラグビー

　第105回全国高校ラグビー大会に4大会連続6回目の出場を決めた大分東明。昨季の花園では創部以来初の8強入りを果たしたが、今季は県内で敗れるなど苦しい戦いを強いられた。チーム作りの分岐点となったのは敗戦後の「青空レビュー」だった。　第105回全国高校ラグビー大会が12月27日に開幕します。花園に出場